猫の老化について
猫ちゃんは歳を重ねるにつれ、寝ている事が多くなります。
老化を感じはじめたら、猫ちゃんが快適に過ごせる環境を用意してあげましょう。
(1)毛や皮膚
見た目にもっとも老化があらわれるのが、毛と皮膚です。
抜け毛が増えたり、ツヤがなくなったり、パサついてきます。
また、皮膚もうるおいがなくなり、黒ずんだり、フケが目立つ事もあるようです。
(2)目・口・歯
顔を洗わなくなるので、大きな目やにをつけたままにしている事が多くなります。
気づいたら早めに取り除いてあげましょう。
また、老猫になると歯が抜けたり、口臭が強くなってきます。
口臭や歯の衰えは歯周病や口内炎が原因ですので、若いうちから歯を綺麗にする習慣をつけて予防する事が大切です。
(3)爪が伸びすぎる
爪とぎをしなくなるため、爪が伸び放題になります。
爪が伸び過ぎると肉球に食い込んで、出血や痛みで歩き方がおかしくなる事があります。
痛がるようであれば、病院に連れて行ってあげましょう。
(4)動作の変化
若い頃と比べて動作がゆっくりになり、一日中眠っている事が多くなります。
体の機能や筋力の衰えにより、高いところに上れなくなったり、よろけたり、じゃれなくなったり、外出時間が減る事があります。
猫の老化のサイン
老猫の病気のサインを見逃さない
老化に伴い発症する恐れのある病気には、慢性腎不全や慢性腎炎をはじめとする泌尿器系の病気や歯肉炎、口内炎、ガン、認知症などがあります。
人間と同じように歳を重ねると抵抗力は落ちてしまうので、予防接種はなるべく受けるようにしましょう。
また、体調に変化がみられなくても、年に1~2度は健康診断を兼ねて動物病院を受診するのが理想です。
話す事ができない猫ちゃんだからこそ、猫の気持ちになってたっぷりの愛情を示してあげたいものです。
しかし、どんなに健康管理に気を付けていても、命は尽きてしまうものです。猫の寿命も人間に比べると短いものです。だからこそ、日々一緒に過ごせる時間を大切にすることができるのではないでしょうか。 もし、「最後が近いのではないか・・」と感じることがあれば、最後までお世話できるように、準備することも大切です。